永久脱毛とは?
仕組み・費用・美容脱毛との違いを解説
最終更新:2026年10月23日 / 編集:肌ケアラボ編集部
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「永久脱毛」という言葉をよく聞くけれど、実際にどういう意味なのか正確に知らない方も多いのではないでしょうか。
実は、レーザーなどの強い光を毛根に当てる脱毛は、医師が行うのでなければ医師法違反になると、厚生労働省の通知(2001年)で示されています。また、広告で「永久脱毛」と表示できるのは医療機関だけで、美容サロンは表示できません。
この記事では、永久脱毛の仕組み・費用・美容脱毛との違いをわかりやすく解説します。
📖 永久脱毛の定義とは?
🏛️ 厚生労働省の通知(2001年)
2001年(平成13年)11月8日の厚生労働省医政局医事課長通知(医政医発第105号「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて」)は、レーザー光線などの強力なエネルギーを持つ光線を毛根部分に照射し、毛乳頭などを破壊する行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上の危害が生じるおそれがあり、医師免許のない人が業として行えば医師法第17条に違反する、としています。なお、この通知には「永久脱毛」の定義や、毛の再生率の基準は書かれていません。
✅ 「永久脱毛」と表示できる
医療脱毛クリニック(医師・看護師が施術)
❌ 「永久脱毛」と表示できない
美容サロン(光脱毛・フラッシュ脱毛)
💡「永久脱毛」=一生生えてこない、という意味ではない?
「医療脱毛=永久脱毛=一生ツルツル」というイメージがありますが、実は定義上、「一生まったく生えてこない」という意味ではありません。これは公的な資料での扱いを見るとよくわかります。
🏛️ 公的な資料での扱い
- 米国のFDA(食品医薬品局)が公開している脱毛機器の審査文書(510(k))では、「permanent hair reduction(永久的な減毛)」は「治療の終了後6・9・12か月の時点で、再び生えてくる毛の本数が長期的に安定して減っていること」と説明されています。「二度と生えない」とは書かれていません。
- 日本では、PMDA(医薬品医療機器総合機構)の医療機器情報に、「長期減毛・色素性疾患用レーザー装置」のように、販売名に「長期減毛」と付けられた医療用レーザー機器が掲載されています。
👀 なぜ「永久」ではなく「長期的な減毛」なのか?
「永久に生えてこない」ことを証明するには、施術後の被験者を文字どおり一生観察し続ける必要があり、現実的に不可能だからです。また、再び毛が生えてくるケースもあるため、より正確な表現として「永久的な減毛・長期的な減毛」という言葉が使われている、と考えられます。
✅ 実際のところは?
- 効果には個人差があり、長期間にわたり毛が生えにくい状態が続く方もいます。
- エステサロンの光脱毛は、広告で「永久脱毛」と表示できません。
- ただし、一度毛が減っても、毛周期・体調や病気・服薬・ケガ・ホルモンバランスの変化などで再び毛が生えてくる場合があります。
※公的機関の定義や表現は変更される場合があります。効果には個人差があり、最終的な判断は医師・専門スタッフにご相談ください。
🔬 永久脱毛の仕組み
医療レーザーは毛のメラニン(黒い色素)に反応し、その熱が毛根の組織(毛母細胞・毛包など)に作用して、毛が再び生えにくい状態を目指します。効果には個人差があり、再び生えてくる場合もあります。
レーザーが毛のメラニンに反応
黒い毛根に向けてレーザーを照射。メラニンが熱エネルギーを吸収します。
毛根の組織に熱で作用
発生した熱が、毛を作る細胞(毛母細胞・毛包など)にダメージを与えます。
毛が生えにくくなる
ダメージを受けた部位では、毛が再び生えにくい状態を目指します。効果には個人差があり、再び生える場合もあります。
⚖️ 美容脱毛と医療脱毛(永久脱毛)の違い
| 項目 | 美容脱毛 | 医療脱毛 |
|---|---|---|
| 提供場所 | 脱毛サロン | 医療クリニック |
| 施術者 | エステティシャン | 医師・看護師 |
| 使用機器 | 光(IPL)・フラッシュ | 医療用レーザー |
| 出力 | 低出力 | 高出力 |
| 「永久脱毛」の表示 | ×(表示不可) | ○(医療機関のみ) |
| 回数目安 | 12〜18回 | 5〜8回 |
| 痛み | マイルド | やや強め |
| 麻酔 | × 使用不可 | ○ 麻酔クリームあり |
| 料金 | 比較的安い | やや高め |
💰 医療脱毛の費用・回数・期間
回数目安
5〜8回
部位・毛量による
期間目安
約10〜24ヶ月
間隔は約2〜3ヶ月が一般的(回数で終わるとは限りません)
全身の総額(5〜6回)
約4.8万〜24万円
顔・VIOの有無などで差が大きい(2026年10月確認)
| 部位 | 回数目安 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 全身 | 5〜8回 | 約4.8万〜24万円(5〜6回の総額) |
| ワキ | 3〜5回 | 公式サイトでご確認ください |
| VIO | 5〜8回 | 公式サイトでご確認ください |
| 顔 | 5〜8回 | 約4.5万〜9万円(5回の総額) |
| 脚(ひざ下) | 5〜8回 | 公式サイトでご確認ください |
※回数は脱毛は何回で終わる?の医療脱毛の目安と同じです。効果や必要な回数には個人差があります。
※全身は、公式サイトに載っている全身5回(一部6回)のプランの総額(税込)で、2026年10月20日に確認した金額です。顔・VIOを含むか、初回限定価格かなどの条件はクリニックごとに違います。詳しくは医療脱毛クリニックの比較と料金比較をご覧ください。
※顔は、公式サイトに載っている5回の顔プランの総額(税込)で、2026年10月20〜22日に確認した金額です(鼻の医療脱毛で確認した5プランの範囲)。ワキ・VIO・脚は、この記事では確認できていないため金額を載せていません。
※分割払いにすると、支払総額が一括より高くなることがあります。麻酔代・シェービング代・キャンセル料・打ち漏れの再照射・初診料などの追加費用の有無も、クリニックごとに違います。契約前に総額と回数でご確認ください。
🏥 永久脱毛クリニックの選び方
医師・看護師が施術するか確認する
医療行為なので、医療資格者が施術するクリニックを選びましょう。
総額料金が明確なクリニックを選ぶ
追加料金・再照射料金が発生しないか事前に確認を。総額表示が明確なところが安心。
アフターケア体制を確認する
肌トラブルが起きた際に医師が対応できるクリニックが安心です。
通いやすい立地を選ぶ
医療脱毛は複数回通う必要があります。自宅・職場近くのクリニックを選ぶと続けやすいです。
❓ よくある質問
Q.美容脱毛は永久脱毛じゃないの?
Q.永久脱毛なら、もう毛は生えてこないの?
Q.全身の医療脱毛の費用はどのくらい?
Q.永久脱毛は何歳から受けられる?
📝 まとめ
- ✓「永久脱毛」は「二度と生えない」という意味ではなく、長期的な減毛を目的とした言い方
- ✓広告で「永久脱毛」と表示できるのは医療機関のみ
- ✓美容サロンの光脱毛は「永久脱毛」と表示できない(効果には個人差があります)
- ✓医療脱毛は5〜8回が目安。間隔は約2〜3ヶ月で、完了までは年単位(回数で終わるとは限りません)
- ✓総額料金・アフターケア・立地を基準にクリニックを選ぼう