脱毛サロンの選び方
契約前に確認する5つのこと
公開日:2026年8月20日 / 情報の確認時点:2026年8月 / 監修:肌ケアラボ編集部

脱毛サロン選びの記事は、たいてい「料金が安い順」で終わります。
でも脱毛は、先にお金を払って、そのあと半年〜2年かけて通うサービスです。 だから本当に確認すべきなのは、コース料金だけではありません。通うたびにいくらかかるのか、途中でやめたらどうなるのか、その店に通い続けられるのか。
このページでは、契約する前に確認しておきたい5つのことを、 公式サイトと法律(特定商取引法)で確かめられる事実に絞って整理します。
① 総額で見る(「月々◯円」に惑わされない)
広告でいちばん大きく出ているのは、たいてい月々の分割金額です。 これは「安い金額」であって「支払う金額」ではありません。回数をかけると、一括払いより高くなるのが普通です。
実際の例:ストラッシュ 全身脱毛ライトコース6回(顔・VIO込み)
- 一括払い … 110,200円
- 60回分割の支払総額(公式サイト表示) … 161,616円
- 差額 … 51,416円(約1.47倍)
※2026年8月に公式サイトで確認。頭金1,000円の条件が付きます。
月々2,600円は無理のない金額に見えますが、5年間払い続けて総額16万円です。比べるときは必ず「一括ならいくらか」を聞いてください。
② 通うたびにかかるお金を確認する
コース料金に含まれない費用があります。しかもこれらは1回ごとに発生します。6回通うプランなら、6回分かかるということです。
剃り残しのシェービング代
背中や腰など自分で剃れない部分を、スタッフに剃ってもらうときの費用です。無料の店もあれば、1回ごとにかかる店もあります。
予約キャンセル料
前日や当日のキャンセルで費用がかかる、または「1回消化」として回数が減る扱いになることがあります。仕事の都合で予定が読めない方は特に要確認です。
入会金・年会費
コース料金とは別に必要な店もあります。無料と明記している店もあります。
ここは公式サイトに書かれていないことが多い部分です。当サイトが調べた範囲でも、脱毛サロンはシェービング代やキャンセル料を公開していない例が目立ちました。 書かれていない=無料、ではありません。カウンセリングで必ず聞いてください。
各社の追加費用は脱毛サロン・クリニック比較のページに一覧で載せています(確認できなかった項目は「要確認」と表示しています)。
③ 顔とVIOが含まれているか
「全身脱毛」という同じ名前でも、中身が店によって違います。顔とVIOが最初から含まれている店もあれば、別料金の店もあります。 ここを揃えずに金額だけ比べると、比較になりません。
| 確認すること | |
|---|---|
| 顔 | 含まれるか。含まれる場合、範囲はどこまでか(額・鼻・眉間などは対象外のことがあります) |
| VIO | 含まれるか。V・I・Oのうち一部だけのプランもあります |
| うなじ・背中上部 | 自分で見えない部位です。範囲に入っているか確認しましょう |
| 部位数 | 「全身◯パーツ」の数え方は店ごとに違います。数だけでは広さを比べられません |
顔
- 確認すること
- 含まれるか。含まれる場合、範囲はどこまでか(額・鼻・眉間などは対象外のことがあります)
VIO
- 確認すること
- 含まれるか。V・I・Oのうち一部だけのプランもあります
うなじ・背中上部
- 確認すること
- 自分で見えない部位です。範囲に入っているか確認しましょう
部位数
- 確認すること
- 「全身◯パーツ」の数え方は店ごとに違います。数だけでは広さを比べられません
※たとえばRinRinは、公式サイトで「全身脱毛コースには顔・VIOも含む(追加料金なし)」「全18パーツ」と案内しています(2026年8月確認)。
④ 途中でやめたときのルールを知っておく
ここは、ほとんどの比較記事が書かない部分です。でもいちばんお金に直結します。
脱毛サロンの契約は、金額が5万円を超え、期間が1か月を超えると、 特定商取引法の「特定継続的役務提供」という区分に入ります。 この区分に入る契約は、法律で消費者を守るルールが決まっています。
| 脱毛サロン(エステ) | 医療脱毛クリニック(美容医療) | |
|---|---|---|
| 対象になる契約 | 5万円超・1か月超 | 5万円超・1か月超 |
| クーリング・オフ | 契約書面を受け取った日から8日間 | 契約書面を受け取った日から8日間 |
| 中途解約で事業者が請求できる上限(施術開始後) | 提供済みの分+ 2万円 か 契約残額の10% の低いほう | 提供済みの分+ 5万円 か 契約残額の20% の低いほう |
対象になる契約
- 脱毛サロン(エステ)
- 5万円超・1か月超
- 医療脱毛クリニック(美容医療)
- 5万円超・1か月超
クーリング・オフ
- 脱毛サロン(エステ)
- 契約書面を受け取った日から8日間
- 医療脱毛クリニック(美容医療)
- 契約書面を受け取った日から8日間
中途解約で事業者が請求できる上限(施術開始後)
- 脱毛サロン(エステ)
- 提供済みの分+ 2万円 か 契約残額の10% の低いほう
- 医療脱毛クリニック(美容医療)
- 提供済みの分+ 5万円 か 契約残額の20% の低いほう
※出典:消費者庁「特定商取引法ガイド 特定継続的役務提供Q&A」(2026年8月確認)
読み方のポイント
- 「やめられない契約」は基本的にありません。クーリング・オフの期間を過ぎても、中途解約はできます。
- 途中でやめたときの負担は、サロンのほうが小さく設定されています。上限がサロンは2万円/10%、クリニックは5万円/20%です。
- 8日間の起算日は契約書面を受け取った日です。書面は必ず受け取り、保管してください。
- 困ったときは消費者ホットライン「188」に相談できます。
実際にやめるときの手続きと、返金額がいくらになるかの計算方法は脱毛の途中解約と返金|いくら戻る?で具体例つきに解説しています。
⑤ 前払いの回数を欲張りすぎない
回数の多いプランほど1回あたりの単価は下がります。ただし脱毛は先に払って、あとから通うサービスなので、 通い終わる前に店舗が営業をやめると、支払ったお金が戻らないことがあります。
実際に起きた例(報道・公表されている事実)
- 銀座カラー … 2023年に破産
- キレイモ … 2023〜2024年に脱毛サロン事業を終了
- ミュゼプラチナム … 2025年に運営会社が破産(負債約260億円、契約者120万人超と報じられました)
※過去に起きた事実の記載です。現在営業している各社の経営状況について述べるものではありません。
できる自衛
- まず少ない回数や都度払いから始める。初回限定の少回数コースを用意している店もあります(例:ストラッシュは初回限定で全身+VIO3回 9,900円)。
- クレジットカードの分割払いなら「支払い停止の抗弁」を使える場合があります。役務が提供されなくなったときに残りの支払いを止められる制度です。条件はカード会社にご確認ください。
- 契約書面・領収書は、通い終わるまで保管しておきましょう。
まずはカウンセリングで、総額と追加費用を聞いてみる
よくある質問(脱毛サロンの選び方)
Q.脱毛サロンと医療脱毛クリニック、どちらを選ぶべきですか?
Q.契約したあとでやめることはできますか?
Q.「月々◯円」という広告は安いということですか?
Q.回数の多いプランをまとめて契約したほうがお得ですか?
Q.シェービング代やキャンセル料はどのくらいかかりますか?
まとめ
脱毛サロン選びで見るべきは、コース料金だけではありません。①一括の総額 ②通うたびの費用 ③顔とVIOの有無 ④やめるときのルール ⑤前払いの回数——この5つを揃えて初めて、どこが自分にとって良いのかが見えてきます。
とくに④は法律で決まっていることなので、店に確認しなくても事前に知っておけます。「やめられない契約」は基本的にないと知っているだけで、カウンセリングでの心持ちが変わります。
※本記事は各社の公式サイトおよび消費者庁の公開情報をもとに、2026年8月に編集部が作成しました。 料金・制度は変更されることがあります。契約前に必ず公式サイトとカウンセリングでご確認ください。